日頃、皆さまから多くお寄せいただくご質問について、YouTube動画内でお答えしております。今回は『ぎっくり腰などの急な腰痛が起きたとき、避けるべきこととは?』というご質問にお答えします。
本編は以下のYouTube動画でご覧いただけます。


急な腰痛で避けるべき3つのこと
Q. 急に腰が痛くなってしまった時、避けるべき1つ目の行動は何でしょうか?

1つ目は「マッサージ」です。
腰が痛むと、揉んでほぐしたくなるお気持ちはとてもよく分かります。しかし、急激な痛み(急性腰痛)が起きている直後は、患部で強い炎症(組織がダメージを受けて熱や腫れをもつ状態)が起きています。
この時期に強く押し込むようなマッサージを行うと、炎症をさらに悪化させてしまうリスクがあります。
- マッサージを避ける理由
急性腰痛の発生直後は、腰の組織に強い炎症が起きています。
この状態で外部から強めの指圧や揉みほぐしを加えると、傷ついた組織がさらに刺激され、痛みが強まる危険性があります。


Q. 2つ目に避けるべきことは何でしょうか?

2つ目は「お風呂でゆっくり温めること」です。
湯船に浸かってリラックスすれば痛みが和らぐように思えますが、実は逆効果になることがあります。
体を温めると血行が良くなり血管が広がるため、患部の炎症が周りへ広がり、痛みが増幅してしまうことがあります。
急性の炎症に対しては、まず冷やして落ち着かせることが基本です。
痛みが強い当日は湯船を避け、ぬるめのシャワー程度にとどめておきましょう。
- お風呂で温めるリスク
入浴によって血流が促進されると、患部の血管が広がり炎症物質が拡大する恐れがあります。
強い痛みがある初期段階では「温める」のではなく「冷やす(アイシング)」ことが適切な対応です。


Q. 3つ目に避けるべきことは何でしょうか?

3つ目は「無理なストレッチや運動」です。
腰痛改善にストレッチは効果的ですが、それはあくまで「予防」や「慢性期」の話です。
痛みの強い時期に体を大きく反らせたり、前屈(お辞儀)をしたりすると、傷ついている患部が擦れ合って痛みが長期化する原因になります。
「痛気持ちいい」と感じる程度であっても、無理に伸ばすのは控えましょう。
※「慢性期」とは、激しい痛みが落ち着いた後や、数ヶ月以上にわたって鈍い痛みが続いている状態を指します。
- 過度なストレッチの注意点
炎症が起きている状態で無理に動かすと、擦れ合いによって傷口が開くような状態になり、治癒が遅れてしまいます。
「痛みを我慢して伸ばす」行為は急性期には避けましょう。
※「急性期」とは、ぎっくり腰などを発症した直後〜数日程度の強い痛みや炎症がある時期を指します。


腰痛の予防法と正しい初期対応
Q. ストレッチは普段からも行わない方が良いのでしょうか?

いいえ、普段の予防としては積極的に行っていただくのが効果的です。
避けていただきたいのは、痛みが強い発症直後の「急性期」のみです。
普段からストレッチで筋肉の柔軟性を保っておくことは、いわゆる「ぎっくり腰」などの突然の負担に強い腰を作るため、大変おすすめの予防策となります。
Q. 突然腰が痛くなった場合、どのように対応するのが正解ですか?

「安静・冷やす・医療機関の受診」の3つが基本対応です。
初期対応を誤ると、痛みが長引く原因になります。
急な腰痛に見舞われた際は、以下のステップを意識してみてください。
- 1. 安静
無理に動いたり運動したりせず、日常生活の最小限の動作にとどめます。 - 2. 患部を冷やす
温めずに、氷嚢や保冷剤(タオルを巻いたもの)などで適度にアイシングを行います。 - 3. 専門医への相談
我慢せず医療機関を受診し、適切な処方や診断を受けましょう。


最後に

今回は、急な腰痛におそわれた時に「避けるべきこと」と、正しい初期対応についてお話しいたしました。
急な痛みが起きると「早く治したい」という思いから色々と試したくなりますが、まずは無理をせず患部を冷やし、静かに休ませることが回復への大切な対応です。
「痛みがなかなか引かない」「どのように対処すべきか不安」という場合は、放置せずにいつでも当院へご相談ください。
皆さまが安心して快適な日常を取り戻せるよう、スタッフ一同親身にサポートいたします。
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※本ページは一般的な情報提供を目的としており、個別の診断や治療を示すものではありません。
症状のある方は医療機関にご相談ください。